アートマイルの国際協働学習は、①出会い ②共有 ③融合 ④創造 ⑤評価 と5つの段階を追って進みます。9月は「①出会い:自己紹介」でした。自己紹介が終わった時点で、「どのような学習活動をしたのか?」「生徒に変容が見られたか?」と参加校に尋ねました。生徒の変容について回答のいくつかを紹介します。

A.T中学校(相手校:スリランカ)
自分たちの地域を紹介する自己紹介をパワーポイントで作成して英語でプレゼンし、その動画をフォーラムにアップして相手に見てもらいました。引っ込み思案に感じられていた生徒が予想とは異なり積極的なると感じました。またスカイプで話をする機会を作ると、それぞれが直接関わりたいと強く思い、更に積極的に取り組むようになっていました。こんなにすぐに変化が見られるとは思っていなかったので驚いています。

B. K小学校(相手校:台湾)
・自己紹介の動画を英語で作成しました。外国語に消極的だった児童も含めてほぼ全員が、目的意識をもち、熱心に英訳や発音練習に取り組みました。
・思いを届けるためには、「大きな声ではっきり話す、大事な言葉を強調する、笑顔で話す」等、相手意識をもって発表することの大切さに気づきました。
・「ふるさとを語るのに自分のふるさとを知らなすぎる」ことに気づき、当事者意識をもって、自分の住む地域、新潟、日本の良さ、自分を取り巻く世界を見つめ直していました。
・テレビ会議を通じて、紹介された台湾の学校の様子や台湾子ども達の積極性に驚くなど、他国の文化や世界とのつながりに興味関心を持ち始めました。