2023年度アートマイル国際協働学習プロジェクトの「外務大臣賞」は、宮城県宮城野高等学校に決定しました。海外の相手校はインドネシアのSMA Santo Paulus Pontianakです。
「外務大臣賞」の選校に当たっては、2023年10月に東北学院大学学長特別補佐稲垣忠教授を審査員長として選考委員会を発足し、6名の審査員により参加校の協働学習を審査しました。国際協働学習のツールであるアートマイルフォーラム上で、主体的・協働的に学習している優秀な学校を選校しました。
■評価
宮城県宮城野高等学校の国際・語学ゼミナールの生徒たちとインドネシアの SMA Santo Paulus Pontianak 校との協働学習である。テーマとしてはSDGs6「安全な水とトイレを世界中に」とSDGs7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」である。現在の課題、できることと将来できそうなことについて対話を重ね、キーワードを見出すまでの一連の流れを整理するためのワークシートを作成・共有し、論点を明確にした議論ができていた。壁画のメッセージ、構図の工夫についても議論を重ね、作品づくりの過程においても作品の改善アイデアが提案されるなど、協働に表れていることを評価した。
■壁画
【題名】Cintai bumi / Love the Earth / 地球を愛そう
■学習テーマ
SDG6「安全な水とトイレを世界中に」
SDG7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」
SDG9「産業と技術革新の基盤を作ろう」
■壁画に込めたメッセージ
<安全な水>
世界中で手に入るきれいな水。水は私たちの生活に欠かせない。みんながきれい
な水を手にできるよう排水に責任を持とう。水の将来は私たちの行動にかかって
いる。
ごみの分類や収集など、日常でできることを一人一人が考えて、世界中の人々が
協力して、汚染のない川と海を作っていこう。海や川の汚染によって、動物たち
が苦しんでいる。すべての生物が生きやすくなるように。
<産業と技術革新>
国境のすべてをなくし、国同士のつながりを強固なものとし、インターネットの
ように国境を超えて地球全体で一つの国の様に互いを支え合い、補い合う関係に
なるといい。
世界の教育基準を高めよう。そのために教育水準の低い国について調べ、理解を
深めることが大切だ。