「オンライン国際交流コース」は、文部科学省が国際交流促進事業で目標としている「2033年までに中学・高校段階でのオンライン交流100%」に対応する事業です。
本コースは、9月から12月までの短期プログラムです。月一回程度オンラインミーティングを実施し、異文化理解を深めながら、社会の課題について話し合ったり、自分たちの未来について話し合って、対話力・思考力を養います。
<募集内容>
【申込期間】2025年3月1日~4月30日
【実施期間】2025年9月~12月
【実施対象】小学校・中学校・高校等の児童・生徒
【募 集 数】50校
【お問合せ】メール:jam@artmile.jp 電話:0791-43-5629
<参加申込>
こちらからダウンロード→ 2025年度オンライン国際交流コース参加申込書
参加申込書をダウンロードして必要事項を記入した ①Wordファイル と、それに学校長印を押印した ②PDFファイル をメールでJAM事務局 <jam@artmile.jp> に送ってください。
※参加決定は2025年6月にメールでお知らせし、参加決定通知を郵送します。
<実施費用>
学習システム利用料55,000円が必要です。
<Q & A>
Q.相手の英語をほとんど聞き取れないのですが、それでも意味はあるでしょうか?
日本の中学生も高校生も、相手と英語で即時のやり取りができる生徒は多くはないでしょう。英語の原稿を用意し、読む練習をして臨むプレゼンはできても、相手の英語が速くてほとんど聞き取れない、相手から質問をされるとその場で英語で答えることはできないといったことをよく見聞きします。アートマイルでは、その現実を踏まえ、英語で即時の意見交換ができないと嘆くよりは、オンライン会議は相手とお互いに発表する場と割り切って、意見交換はJAMが提供する電子フォーラムを使って文字ベースで行う方が学習の中身が充実します。
Q.文字ベースのやり取り+オンライン交流にはどんな効果がありますか?
オンライン交流の事前・事後にフォーラムで情報共有や意見交換をすることで、伝えっ放し、聞きっ放しではなく、相手の意見を踏まえてさらに考え、1回目より2回目、2回目より3回目と交流の中身を深めることができます。大切なことは自分の意見を持つこと、それを相手に分かるように伝えること、相手の意見を聞いて視点を広げて考えることです。
Q.小学生でも海外とオンライン交流ができますか?
小学生でも、フォーラムとオンラインを組み合わせることで、充分異文化理解を深めることができます。小学生の場合、テーマを「地域の文化」「伝統的な遊び」「私たちの食」など身近な話題にするといいでしょう。実際に伝統の遊びをやって見せる、歌や踊りをお互いに披露するなどは、あまり言葉に頼らず、一緒に楽しめて、実感を伴った異文化理解にすることができます。
Q.中学生はどのようなテーマがいいでしょうか?
中学生は、「地域の課題」や「もしも私が市長だったら」「将来の仕事」など自分事にできるテーマにすると、モチベーションが上がり、主体的に取り組むことができます。英語の原稿を読むような発表ではなく、自分の想いを相手に話しかけるように発表することを心掛けると、英語での発話に自信がつきます。
Q.高校生はどのようなテーマがいいでしょうか?どのような効果が期待できますか?
高校生は、「温暖化と災害」のような地球規模の課題や、既に探究で取り組んでいるテーマを取り上げてはいかがでしょうか。相手の意見を受けて、新たな視点、批判的な視点でさらに掘り下げて考えるように指導しましょう。社会を良くするために何ができるかを社会背景や価値観の違う相手と話し合うと、自分からは出てこない意見にハッとすることが多いです。改めて日本のことを見つめ直す機会にもなり、探究的な学びにつなげることができます。