2023年度アートマイル国際協働学習プロジェクトの「文部科学大臣賞」は、京都府木津川市立木津南中学校に決定しました。海外の相手校はブラジルのInstituto GayLussacです。

「文部科学大臣賞」の選校に当たっては、2023年10月に東北学院大学学長特別補佐稲垣忠教授を審査員長として選考委員会を発足し、6名の審査員により参加校の協働学習を審査しました。国際協働学習のツールであるアートマイルフォーラム上で、主体的・協働的に学習している優秀な学校を選校しました。

■評価

木津川市立木津南中学校の美術部の生徒たちとブラジルのInstituto GayLussac 校との協働学習である。テーマとしてはSDGs4「質の高い教育をみんなに」と16「平和と公正をすべての人に」に着目し、いじめ、不登校など学校の身近な課題についての議論と、平和・公正な社会をつくるための取り組みとを結びつける議論を展開した。フォーラムではグループごとの意見をもとに、互いの共通点・相違点を掘り下げるやりとりが展開され、壁画のアイデア、構図についても活発な意見交換がなされた。協働学習としての深まりがみられたことを評価した。

■壁画

【題名】Education Leads to Peace 教育は平和につながっている

■学習テーマ

SDG 4「質の高い教育をみんなに」
SDG 16「平和と公正をすべての人に」

■壁画に込めたメッセージ

教育は平和につながっている。
私たちは個性が尊重され、社会的不平等が無い未来を創りたい。

「個性が尊重される」という言葉の中には、多様性の尊重、平等な権利の尊重、いじめや不登校の問題の解決、国の文化と習慣の尊重、国と国との友好も含まれています。そのために、私たちは歴史から学び、よく話し合い、交流し、それを伝え、お互いに成長していきたいと思います。

壁画には、文房具(定規やペンなど)で作られた橋が描かれています。この橋が国境をつなぎます。「言葉をたくさん書いて学ぶことの大切さを伝えたい」と考え、多人種国家のブラジルは「平和」「尊重」「共感」、日本側は、「人権」「教育」「平等」の言葉を選びました。

「いじめ」や「不登校」で苦しんでいる子どもがいて、その問題を「人権の消しゴム」が消し、みんなが笑顔になっていく様子を描いています。生徒たちがタブレットで学習したり、語り合っている様子は「教育」を表現しています。中央の2人の生徒は、交流して一緒に一つのものを作り上げていることのシンボルです。