New Education Expo は教育関係者向けのセミナー&展示会です。6月6日(木)~8日(土)に東京で開催されたNew Education Expo 2019で昨年度の壁画作品2点を展示しました。
<展示作品:アメリカとのアートマイル>
【制作校】市立札幌大通高等学校 & Scales Mound Junior High School
【テーマ】「SDGsの目標達成に向けた理想的な社会とは」
=作品説明=
これまで異文化理解の授業で学んできた世界の諸問題、課題について、どのような解決策があるか、私たちにできることは何かについてアメリカの相手と話し合い、言葉でまとめ、それを絵におこして壁画を作成した。海外の事情を知ることによって、広い視点で問題を捉えて絵に表すことができたと思う。
=学習効果=
1年間、異文化理解の授業で学んだことを、SDGsを通して考えを深め、まとめることができた。SDGsは世界共通の目標であるため、同じゴールを見据えながら、互いの考えを共有できた。世界の諸問題を考えるとき、国が違ってもSDGsが「共通言語」となり得ることが分かり、自分ごととして世界の課題を考えることができた。
<展示作品:パキスタンとのアートマイル>
【制作校】立命館守山中学校・高等学校 & Modernage Public School & College
【テーマ】「私たちが未来に向けてできることは何か」
=作品説明=
私たちが世界を平和にしようと思ったら、まずは世界の人々とお互いの文化を理解することが必要である。どの国にも豊かな自然と文化があることを知ることが大切だという想いを絵に表した。国花であるパキスタンのジャスミンと日本の桜は愛と友情のシンボルであり、鳩は平和のシンボルである。
=学習効果=
生徒たちにとってパキスタンは全く知らない国で、イメージは貧困・戦争・発展途上国であったが、一緒に学習を進めていくうちに、相手の生徒たちは何事にも意欲的で、様々なことに自分たちよりはるかに知識があり、問題を深く真剣にとらえていることに驚いていた。地域や文化が違っても未来に向かって自分たちが何かしなければならないという思いは同じであるということに気付いた。