11月22日に「未来の先生フォーラム2020」で「コロナ禍に電子フォーラムを活用して世界22ヵ国・地域の学校と国際協働学習」をテーマにアートマイル・セッションを開催しました。

<アートマイル・セッション実施内容>

【実施日】2020年11月22日(日) 10:00-11:00am
【テーマ】コロナ禍に電子フォーラムを活用して世界22ヵ国・地域の学校と国際協働学習

1.メインスピーチ
 ・塩飽 隆子:一般財団法人ジャパンアートマイル理事長

2.参加校プレゼン
 ・Kalyani Voleti 教諭:The Global Edge School (インド)
 ・小更 宏 教諭:牛久市立おくの義務教育学校
 ・田橋 知直 教諭:追手門学院中・高等学校
 ・木内 美穂 教諭:東洋女子高等学校

3.参加者とのセッション
  「これからの時代を生きる力をどう育てるのか?」

<メインスピーチ>

・塩飽 隆子(一般財団法人ジャパンアートマイル)
「コロナ禍に電子フォーラムを活用して世界22ヵ国・地域の学校と国際協働学習」と題して講演しました。2020年度はコロナ禍で多くの海外校が学校閉鎖となりオンライン授業という状況の中、世界が直面する課題をテーマに協働学習する意義について話しました。また、世界と繋がって対話的・協働的に学習することで見えてきた日本の教育の課題について問題提起しました。

<参加校プレゼン>

・Ms. Kalyani Voleti(The Global Edge School インド)
(スピーチより抜粋)
アートマイルを通して生徒に次のような成長が見られました。
– 生徒は物事の本質を見抜く力が育ちました。
– 相手の状況を把握し理解できるようになりました。
– 目の前のことにとらわれるのではなく、全体を見て大きな捉え方ができるようになりました。
– 自分にも実行できる解決策を考えることができるようになりました。
– 自分の生き方に小さくても重要な変化を起こそうという意思を持つようになました。

・小更 宏 教諭(牛久市立おくの義務教育学校)
(スピーチより抜粋)
 インドネシアではまだロックダウンが続いている状態なので、子どもたちは自宅でリモート学習しています。私が驚いたのは、彼らが誰の力も借りずに動画を作成して、英語で自分の思いをきちんと述べていたことです。
 学習の段階ごとに子どもたちに新たな変化が生まれました。興味・関心からスタートし、新たな気づき、知的好奇心、多様性への気づき、協調性等の様々な力が子供たちの中に育ってきました。何よりも感じるのは「課題を自分のものとしてとらえる力が増してきた」ことです。

田橋 知直(追手門学院中・高等学校)
(スピーチより抜粋)
 インドの生徒は質が非常に高いです。生徒の英語はかなりきれいで、ほぼ理解に苦しむことはなく、プレゼンテーションや動画からICTスキルの高さがうかがえます。完全オンラインですので、その作業を全て自宅で、先生の力を借りずにこなしていることを考えると、中1にしてICTを含む自立度が高いことがうかがえます。そして何より、礼儀作法のレベルが高いです。プレゼンをするときの話し方や姿勢、聞くときの作法も、相手校の学生から学ぶべきことが多く、自分たちのことを見つめる機会となりました。
 私たち教員の役割は、「教える」ということよりもツールを活用して成長していけるような機会を創出し、それを提供することなのかなと思っています。生徒のポテンシャルは、テクノロジーやグローバルと言う文脈で力を借りれば、自分で開拓できるものではないかと考えるようになりました。

・木内 美穂(東洋女子高等学校)
(スピーチより抜粋)
 昨年初めて参加してから、「課題を発見する力」「自分の言葉で発信する力」をつけることがアートマイルの活動を充実させるのではないかと考えていました。そこで今年度から探求で「言語化する力を育てる」という新たな取り組みを始めました。それぞれの関心に従ってミュージアムに出かけ、じっくりものを見て、そのものの背景と未来について思いを巡らせます。そこから自らの関心と社会的な課題を発見し、言語化する力を養っています。今後はアートマイルの活動を各教科に落とし込めるよう、教科の協力を得ることも大切だと考えています。

<参加者とのセッション>

参加者との意見交換では、「教師が教える授業ではなく、場を用意して生徒に任せる」「国際協働学習で付いた力を他教科に還元する」といったことが話題になりました。