ユネスコASPnet70周年記念事業「平和のための芸術と文化イニシアティブ」が9月11日~15日に同志社大学で開催されました。10ヵ国のユネスコスクールから、約60名のユース、教員、ナショナルコーディネーターが京都に集い、「変革的教育を通じて平和と持続可能な開発の文化を育む」という枠組みで、プレゼンテーション、ワークショップ、文化体験が行われました。

■PRESENTATION 発表

ジャパンアートマイルは、9月11日に開会式に続き、午後のプログラム「Art Workshop」でファシリテーターを務めました。ワークショップは、ベルギーのASPnet設立当時からユネスコスクールの Pitzemburg高校と、日本の東京都市大学等々力高等学校の発表で始まりました。

Pitzemburgの生徒はSDGs達成のために学校や地域で行っている幅広い活動について発表し、等々力の生徒は「海の豊かさを守ろう」と「平和」について多角的な視点で発表しました。両校の生徒は発表の最後に 「私達はどういう世界を望むのか?」「より良い未来のために、私たちはもっと何ができるだろうか?」と参加者に問いかけました。

発表後に自分達が創る未来について議論しました。ユースがそれぞれに持続可能な社会にするためにやってきたことを共有し、もし自分が学校や政府のトップになったらその立場で何をやりたいかについて意見を出し合いました。最後に、ユース達はこの京都での会議をキックオフとして、今後も持続可能な未来について議論を続けていこうと意思を確認しました。

■MURAL PAINTING 壁画制作

ユース達は、京都会議に先立ち、インターネット上のフォーラムで、SDGsの目標達成に向けて自分の学校や地域でどのような活動をしてきたかを共有し、世界の仲間とこれからどのような未来を創りたいかについて意見交換をしてきました。その上で、それぞれが望む未来のイメージを絵に描いてフォーラムにアップしました。そのイメージ画を集めて1枚の絵を構成し、みんなで共同制作する壁画のデザインとなりました。

京都に集まったユース達は、プレゼンが終わると、場所を移して壁画制作に取りかかりました。1.5m×3.6mの大きなキャンバスに自分達が望む未来の絵を描きました。完成した壁画にはユース達のメッセージがぎっしり詰まっています。

■壁画に込めたメッセージ

タイトル「持続可能で平和な未来を世界の仲間と一緒に創ろう!」