5月11日に神戸のJICA関西で「アートマイル関西セミナー」を開催しました。愛知、滋賀、京都、大阪、兵庫、岡山、福岡、熊本から約50名の小・中・高校の教師と中学生・高校生が参加して、「世界の仲間と協創する未来」について議論しました。
■セミナー内容
<実践発表>
(1)「世界中の人と友だちになろう ~アートマイルによる協働学習を通して~」
岡崎市立六ツ美北部小学校 杉山康子教諭
(2)「わくわくする協働学習で世界を変える担い手を育てよう ~ウガンダとのアートマイルを通して~」
名古屋市立丸の内中学校 河村有紀教諭
<ワークショップ>
「世界の仲間と協創する未来」
■参加者の声
<実践発表の感想>
・教師が積極的に働きかけることで学びが豊かに膨らんでいると感じました。相手と連絡を密に取り合うことがとても重要だと思いました。
・生徒自身に海外と交流したいと思わせる導入方法がすばらしかった!1年間モチベーションを維持するためにも、導入と準備が大切だと思いました。
・生徒たちが身をもって文化や考え方の違いに気付き、主体的に動いているからこそ得た感動や自信、これがアートマイルの素晴らしさなのだと思いました。
・(生徒)世界の環境問題などについて、自分たち日本人の気持ちだけでは相手のためにならないこともあるということを学べて、アートマイルはたくさんのことを学べる場なんだなと思いました。
・(生徒)海外と交流するというのは相手とのやり取りが難しかったりするけど、コミュニケーションをとる難しさがあるからこそ、積極的に意見を言えるようになったり、将来必要なことを身に付けられることを知りました。
<ワークショップの感想>
・たくさんの方の思いや考えを聞くことができて、自分自身の思考の幅が広がりました。「どんな子どもを育てたいのか」、ここが教師としては大切だと思います。学校に戻ったら、子どもにこれからの自分を思い描かせながら、このアートマイルに取り組みたいと思います。
・これからの子どもたちにどのような力が必要か、教師として何ができるのか、それをアートマイルでどのようにつなげられるのか、考えることができる良い時間でした。
・(生徒)先生方の「10年後~20年後にこんな力が求められると思う」とか、「こんな力を付けてあげたい」というような話が聞けて、「そんな力が必要なんだ」と自分の今について考えることができました。私たちのグループは「自分から相手になにかアクションを起こすことができる力が欲しい」と話していましたが、他の人達には他の考えがあって面白いと思いました。